・・・というようなお問い合わせをいただくことがあるので、少しだけ私の考え方をお話しします。
私は過去にもセルフケア講座は開催しておりませんし、今後も開催する予定はありません。なぜならセルフケアで出来る範疇って想像以上に狭いからです。
HPにも書いていますがセルフケアで可能な範疇は「急性病」だけなのです。、転んでしまってちょっとした怪我をしたり、こむら返りになった時、小さな火傷をしたり、喉が痛かったりした時くらいしかお薦めしません(それもレメディーをお薦めするのではなくて、マザーチンクチャーをお薦めすることも多いかも!)。キットに入っているようなレメディーって、とても優秀な万能選手ばっかりなので、いい加減な知識で適当なレメディーをとったとしてもクリーンヒットを飛ばしたりすることもありますが、逆に言ったらレメディーによる抑圧をやってしまう危険性も十二分にあるんですよね。だから、生半可の知識しか無い素人が気軽にセルフケアをやる事については私自身としては全くお薦めしていません。だから過去にも講座を開いていないし、これから開く予定もないのです。実際にキットに入っている30Cのレメディー1粒をとるだけでも、心身に色々な情報が届いて動き始めるということを体感しているからこそ、お薦めしない派になりました(ホメオパスになる前〜なってすぐの頃の私は「たとえ合わないレメディーをとったとしても、それは単に体を通り過ぎるだけだから問題ない」派でしたが、今はちょっと違う派になったんですよね。たとえるなら今は「キットに入っているようなレメディーこそ、色々な事が出来ちゃうんだぞ」派かな?)
キットや本を買ったので、あれこれ試したい♪ という気持ちもよ〜くわかりますが(実際、昔の私がそうだったし)、せっかくプロがいるのですから妙なセルフケアをあれこれやるよりも素直にプロにかかっちゃった方がてっとり早いですよ、としか言えないなぁというのが正直な所です。
例えば花粉症。これはもうセルフケアの範疇を大幅に超えています。範疇としては立派な「慢性病」。花粉症にお薦めと言われるレメディーをセルフケアで選んで症状が一時的に楽になったとしても十中八九は翌年にも花粉症の症状は出てきます。それでも今さえ良ければOKというスーパーその場しのぎ的な考え方だとしたら、それはもうホメオパシーというよりはアロパシー(=現代療法)的思考だなぁ、とも思っちゃうし。私自身は「花粉症は慢性病だからセルフケアでなんとか出来るなんて考えること自体がナンセンスだ」と思っているので、もし「セルフケアで花粉症を乗り切ろう!」なんて講座をやっているホメオパスがいたとしたら、私とは考え方が相当に違うということになりますね。